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住むほどに魅力が増し、愛着が深まる華道家の家「華道家の家」石貼りの円形ホールで結ばれた住宅とアトリエ。

【新築時】

石貼りの円形ホールで結ばれた
住宅棟とアトリエ棟

 草月流の華道家であるいちかわれいこうさんのお宅は、蔵をモチーフにした住居棟と教会を思わせるアトリエ棟が、円筒型をした石貼りのエントランスホールで結ばれた個性豊かなデザイン。庭を挟んで住居棟といけばな教室を開くアトリエ棟が完全に分離した設計で、玄関も別々に作られているのでプライバシーもしっかりと守られています。中心となる円形ホールはいちかわさんのくつろぎの場であると共に、生徒さんの待合室やその家族が集うホールとしても利用されているとのこと。お住まいやアトリエには美しく活けられた花がここかしこに飾られ、樹木や草花に彩られた庭の眺めも加わって、潤い豊かな時間がゆったりと流れています。

 いちかわさんがこのご自宅を新進建設で建てられたのは、今から12年前のこと。
「それまで住んでいた築140年の家屋が火災で焼失してしまって。建て替えるためにさまざまなハウスメーカーのモデルハウスを見学したのですが、思うような建物に出会えなくて失望していました。そんな私の様子を見て、ある日、妻が偶然知った新進建設さんに一人で相談に行ったのが出会いでした。1週間後、私も伺いいろいろ希望を伝えたところ、とても親身に対応してくださって、どんな注文を出しても『できますよ』と快く答えてもらえたことに安心感を覚えました」といちかわさんは振り返ります。






円形ホール内、生徒さん用エントランス。【新築時】 中庭の豊かな緑が気持ちの良い、光あふれる円形ホール内の待合いコーナー。

教会を思わせる素敵なアトリエは
いけばな教室の生徒さんにも好評

 新進建設が提案したプランは、「どの部屋からも陽射しがいっぱい入るように」というご夫妻の希望を第一に考え、庭を挟んで住居棟とアトリエ棟を左右に配置したもの。一目で気に入ったご夫妻は、ほぼそのままのプランで家造りを進められました。
 住居棟は1階にリビング、ダイニングキッチン、洗面・浴室を設け、リビング階段で2階とつながる間取り。リビング階段に施されたロートアイアンのエレガントな手摺りはいちかわさんが自らデザインしたもので、インテリアのお洒落なアクセントになっています。自然の色合いで仕上げた塗り壁は、今も落ち着いた雰囲気で、古さを感じさせません。
「2階は3部屋あり、二人暮らしの私たちには十分の広さですね。円筒形のエントランスで住居とアトリエの入り口が分かれているのも機能的で便利です。毎朝、エントランスにあるテーブルで庭を眺めながらゆったりとした時間を過ごしていると、とても豊かな気持ちになります」
 いけばな教室に通われる生徒さんたちにも、このアトリエは大好評。素敵な建物に惹かれて、新たに習いに来られた生徒さんもいらっしゃるそうです。

住宅棟のリビング。階段の手摺りにはいちかわさん自らデザインしたロートアイアン。【新築時】 トップライトからやわらかな光が降りそそぐアトリエ棟。
【新築時】

築12年が経ち、外壁を美しく再塗装
年月と共に味わいが生まれ、心豊かな暮らしに

中庭から見た住居棟外観。【新築時】 外壁は少し落ち着いた自然な色合いに塗り替えました。

 12年間をこの家で過ごした今、「良い建築会社と出会えたことに本当に感謝しています。新進建設さんとのご縁を感じますね」と語るいちかわさん。
「ただ、住まいは建てたときが完成ではありません。住み手である私たちがより素敵に暮らせるようにインテリアなどの工夫をしていったから、今も豊かな気持ちで暮らせているのだと思います」  
2014年2月、新進建設で外壁を落ち着いた色合いに塗り直されたいちかわ邸。
「私たちの年齢にふさわしいシックな雰囲気に仕上がって、とても満足しています。自然な色調のせいか、野鳥が好んで飛んでくるんですよ」
これからもご夫妻に慈しまれ、大切に手を掛けられて、ますます味わいが増し、愛着が深まるお住まいに成長していくことでしょう。

お手入れの行き届いたリビングは、
時を経て一層落ち着きのある素敵なお部屋に変化しています。
旧家の焼け残った梁がオブジェとして玄関に装飾されています。 落ち着きと親しみやすさが増すモスグリーンの 住宅棟玄関ドア。

時が経っても古さを感じさせない内壁。 12年が経ち、中庭の植物も盛んに成長しました。

季節ごとにお花を植え替える、いちかわさんご自慢のお庭。 中庭の眺めが美しいアトリエ。

「アトリエくらびと」で華道教室が開講されます

今年2014年7月より、新進建設の「アトリエくらびと」で、いちかわれいこうさんの華道教室が開講します。
「慌ただしい暮らしの中で、無心になって花に向かう時間を持つことは心の癒やしになりますし、完成したいけばなは見る人の心を癒してくれます。花は一輪だけでもいいものですが、それぞれの人間の感性で創作するいけばなは、その人だけの表現になるのです。作品の中に自分の持ち味を見出すこと、それがお稽古の醍醐味です」といちかわさん。
興味を持たれた方は、ぜひお気軽にご参加ください。

いちかわれいこう プロフィール

華道家/造形作家/エッセイスト

1974年草月流に入門、日向洸二氏に師事、後に故三代目家元、勅使河原宏氏の直門となる。
81年から華道家として指導をはじめるかたわら個展やコラボレーションなどの創作活動を始める。
松屋銀座、横浜ルミネのウインドウディスプレイなど活動は多岐にわたっている。
85年草月出版新人賞。
著作:「れ Bit★Gardenー私の小さな庭ー」


古関

市川様邸の工事は12年も経過しているとは思えない位に印象に残っています。

初めて図面を見た時のインパクトが大きく、特に円筒形のエントランス部分については施工に苦労しました。アトリエ棟と住居棟をつなぐ重要部分であり、建物の顔となる部分だけに内装、外装ともに何度も打合せをさせていただきながら無事完成した時の達成感は今でも覚えています。 アトリエ内部や住居棟内部のそれぞれ特徴のある仕上がりにも市川様のアイデアが反映されており、私自身も非常に勉強になり現在までの仕事にも生きています。



杉浦

市川様からお家のメンテナンスで相談に乗って欲しいとご連絡頂いたのは去年の9月中旬頃でした。 当社で施工させて頂いてから12年が過ぎていました。お話しは、外部(屋根、外壁等)のメンテナンス(リフォーム)をおこないたいとのこと。当社のモデルルーム的な役割をしていた建物でしたので、色と建物全体の仕上がり(雰囲気)を損なわない様、注意しなければと思いました。特に色は教室もなさってらっしゃるので(不特定多数の方出入りが有る)、当社コーディネーターの水谷と何度か足を運ばせて頂き、打合せをいたしました。
いつも思うのですが、小さな色サンプルで建物全体をイメージするのは、私自身もお客様も難しい作業だと思います。そこで、水谷の方で建物の写真から配色のイメージをしやすい資料を出してもらい、色を決めることが出来ました。施工中では、建っている方向、面によって傷み具合が違うので、左官工、塗装工に細かく指示を出しました。もちろん、見た目だけを良くするだけでは有りませんので、窓回りの防水処理等も施行いたしました。また、工事をおこなう前からイベントの予定が決まっているのをお聞きして工事をスタートさせたのですが、外部作業は天候に左右される事が多いので、最終的にはイベントの用意を始める日に足場を解体させて頂く、ギリギリの工事となってしまいました。全体が見渡せる様になり市川様が「綺麗に仕上がった、良かった。」と喜びの声を頂きました。 ありがとうございました。


水谷

市川先生のお宅に初めて伺った時、12年前に建てられたこの家を、本当に気に入られて住まわれている事を感じ、とても嬉しく思いました。内部の壁の刷毛引き仕上げの色の落ち着きや、お茶を頂いたコーナーから見える建物の様子等、住んで12年経った、その良さを教えてくださいました。草月流の師範である市川先生は、美的感覚に優れた方ですので、色に関してもこだわりがありました。今回、玄関ドアも色を塗り替えましたが、モスグリーンの色味は、色々検討し、最終的に現場で色を調合して塗りました。今回の改装で、更に落ち着きと親しみやすさが増し、きっとこれからも市川先生ご夫妻に可愛がって頂ける、そんなお宅になった事と思います。



小田原市/市川様邸

2002年3月竣工

新築

設計

施工監理

田端

古関

リフォーム

施工監理

インテリアコーディネート

杉浦

水谷