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「桧の香」に惚れ込んで建てたこだわりの平屋 逗子市/桐ヶ谷さん「桧の香」に惚れ込んで建てたこだわりの平屋 逗子市/桐ヶ谷さん

解体前の旧桐ケ谷様邸。

『桧の香』のしつらえに一目で心奪われ、
お稲荷さんのご縁をきっかけに決意

桐ヶ谷様のお住まいは、ゆったりとした大屋根が印象的な総桧造りの平屋建て。先代からお住まいになっていたご自宅を取り壊し、ご夫婦お二人で老後も快適に暮らせる「終の住処」として新築されました。
「以前の家は私の両親が昭和の初めに建てたもので、愛着もあって建て替えるつもりはなかったのですが、2011年3月の東日本大震災を機に、耐震性が不安になり、新築を検討しました」と振り返ります。
 「建てるなら和風の木の家」と決めていた桐ヶ谷様は、当初、某大手ハウスメーカーに相談。一年間ほど打ち合わせを重ねたとのこと。そこから一転、新進建設に依頼先を替えられた経緯をお伺いすると、こんなエピソードを語ってくださいました。 「自宅の裏手に赤い鳥居の小さなお稲荷さんがあり、調べてみると総本山が秦野市の白笹稲荷神社だとわかりました。それで初午の日にはよくお参りしていました。あるとき神社にお参りにいく途中、新進建設のモデルハウス『桧の香』が目に留まり、ちょっと覗いてみたら、伸びやかな高い天井、漆喰の壁、自然素材の内装が心地よく、デザインも素晴らしくて、一目惚れしてしまったのです」
 後日、もう一度見学に行き、すっかり気に入ってしまった桐ヶ谷様。ハウスメーカーでは希望がかなわなかったこともありましたが、一番の決め手はお稲荷さんの「ご縁」ですね、とご主人。新進建設で家づくりをしようと決意されたのでした。

モデルハウス「桧の香」(上)外観(下)玄関の土間と吹き抜けのリビング

玄関ホールと和室、リビングルームの間に設えた桧の大黒柱。文字通りインテリアの中心的な存在です。

珪藻土塗の壁と千本格子の調和が美しい玄関ホール。廊下の右側はシューズクローゼットにつながっています。

一文字瓦の葺き分けが印象的な数寄屋造りの外観。天然木をあしらった雨戸の戸袋がアクセントになっています。庭先の赤い鳥居は、新進建設とご縁を結んでいただいた白笹神社のお稲荷様です。

私の心を見透かしたように
要望を的確に汲み取ってもらえた

 平屋のお住まいを希望された桐ヶ谷様は、さっそくスタッフに相談。設計担当の田端は逗子に以前住んでいたということもあり、ご縁を感じたといいます。
「スタッフの方のチームワークも良くて、要望を伝えると、田端さんがすぐにその場でイメージを描いてくれました。新進建設の対応の速さと理解の的確さに感動しましたね。まるで私の心が見透かされているかと思うほど、想いを汲み取ってくれました」
 その言葉通り、最初にご提案したプランは大きな修正もなく家造りが進みました。

一昨年の夏、くらびとにてコーディネーターの藤間、監督の大館とお打ち合わせ中の桐ヶ谷様。

桧の板張り天井のトップライトから陽光が差し込むLDKは開放感いっぱい

 魅力が満載。玄関を開けると、大黒柱が存在感を放ち、建具を開くと天井高2m70cmのLDKが開放感いっぱいに広がります。桧の板張りで仕上げた天井の清々しいこと。デザイン格子をあしらった大きなトップライトから柔らかな日差しが差し込み、住空間を明るく包んでいます。夜、照明を点けたとき、障子越しに漏れる明かりの雰囲気もやさしい感じです。
 またLDKはもちろん、廊下やトイレまで床暖房が設置されているので、寒い冬もエアコンをつけることなく暖かく過ごせます。こんなに快適なら、寝室にも床暖房を付けておけばよかったなあ」と桐ヶ谷様。

モデルハウス「桧の香」のダイニング。

バランスよく配置されたトップライトと照明が、均一に並ぶ桧の板張りをより引き立たせます。 猫ちゃん用の手造りのネコドア。

縁側の屋根を支えていた旧邸の丸桁。

before & after

丸桁は丁寧に解体し洗い清めた後、新進オリジナルデザインの障子と組み合せました。薄く透ける風合いが空間を柔らかくしてくれます。

指物師だったお父様作の欄間や建具など、
以前の家の愛着ある建材を上手に再利用

以前のお住まいに使われていた軒桁や細工が美しい欄間、格子の建具など、思い出深い建材を上手に再利用して味わいを出しているのも、この家ならではの大きな魅力です。たとえばLDKと廊下との見切りに既存の丸太桁が使われ、化粧欄間はリビングと和室との間仕切りに。千本格子の建具はご主人の書斎へと見事に再利用されました。
「他社に再利用を相談したときは、『職人がいないのでできない』と言われてあきらめていましたから、うれしくて。指物職人だった父が残した貴重な遺品を、住まいの随所にうまく生かしてもらえてとても感謝しています」と顔をほころばせる桐ヶ谷様。自然素材にこだわった健やかなお住まいで、桧の香りに包まれて、ご夫婦で心身に心地よい暮らしを満喫されています。

旧邸で使用していた
素晴らしい建具の数々。

before & after

見事によみがえった欄間板。和室はもちろん、リビングルームからも美しい細工を楽しめます。

ささめ格子が美しいガラス入りの障子戸。

before & after

灰汁(あく)抜きをほどこして新築当時の美しい木肌が再生した障子戸は、ご主人の書斎部屋の入口引戸としてよみがえりました。


露木

お建て替えの御計画のお話を頂き、御自宅にお伺いした際に、とても印象に残っているのは庭に面した縁側に使用されていた丸桁です。桐ケ谷様より「今はこのような材料はなかなか取れない。再利用は可能でしょうか?」とご要望を頂きました。再生利用の試みは私自身にとって良い勉強になりました。 今まで住まわれた建物を大切にされているお気持ちを、そのまま新築の建物にも引き継がれる桐ケ谷様とはお打合せごとに毎回新しい発見があり、建築以外のことも多く教えていただきました。どうもありがとうございました。

大館

以前のお住まいで使用されていた、とても趣のある欄間・建具などを新築するお住まいにご利用されたいというご要望のもと、お打ち合わせを進めさせて頂きました。再利用するにあたって多少の加工と灰汁(あく)抜きを行い、現場でのお打ち合わせを重ね、新たなお住まいに生まれ変わった姿で納めることが出来ました。当社の桧の香を大変気に入って頂き、思い入れを強く持って頂いたお施主様でしたので、現場で何度も細部の納めを検討しました。私にとっても職人さんにとっても、思い入れのあるお住まいに仕上がりました。使い切れなかった書院建具を、これから仏壇の扉として再び使用する計画もございます。桐ヶ谷様、今後とも末永くお付き合いのほど、宜しくお願い致します。

藤間

桐ケ谷様とのお打合せで『あとはお任せする』というお言葉にとても緊張感がありましたが、ご提案する楽しさもありました。モデルハウス桧の香をベースにインテリアのお手伝いをさせていただき、桐ケ谷様のご要望でリビングに障子を入れたことで更に素敵な仕上がりになりました。 今後ともどうぞ宜しくお願い致します。





逗子市/桐ヶ谷様邸

2013年2月竣工

設計
田端・露木
施工監理
大館
インテリアコーディネート
藤間

桧の香