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無垢材の温もり、素材の質感にこだわったイタリアンレストラン オーナーズレポート vol.16 大磯町/佐藤さんオーナーズレポート vol.16 無垢材の温もり、素材の質感にこだわったイタリアンレストラン 大磯町/佐藤さん

イタリアンレストランを
大磯町に再オープンして10年

佐藤さんはホテルニューオータニで4年、銀座のラマダルネッサンスで3年の修行を終え、平塚市役所の近くに開いたイタリアンレストラン「Shoes(シューズ)」で8年にわたってイタリアン料理に腕を振るってきた名シェフです。
 その後、大磯町に移転し、新進建設で新築した南欧風のお洒落な店舗併用住宅で再オープンして10年が経ちます。
 ちなみに「Shoes」という店名は、シェフの修(おさむ)さんの「修」を「しゅう」と読ませて名付けられたそうです。
「当時のこの辺りは一面畑が広がっていたので、建物のない、のどかな景色の中にぽつりとレストランが佇んでいたら、かわいいだろうなと思ったのです」と佐藤さん。近くの海で趣味のサーフィンが気軽に楽しめることもあって、こちらに移られました。

塔のある個性的な外観。1階はレストラン、2階は住居スペース


ヨーロピアンな街並みに佇む
隠れ家のようなお洒落なお店

その後、周辺にだんだんと家が建ち始め、今では新進建設の南欧風住宅『ラ・ミア・カーサ』の家々が続くヨーロピアン風の素敵な街並みになりました。
 聞くところによると、『ラ・ミア・カーサ』で建てられた佐藤さんの自宅兼店舗に影響を受けて、周囲にも新進建設の同じブランドの家が揃っていったのだそうです。
「今は今で、閑静な住宅街の中にある隠れ家のようなレストランといった感じになって気に入っています」と奥様もにっこり。

目も舌も満足させてくれる、ボリューム感たっぷりの
色鮮やかな前菜

ヨーロッパの旧市街地のような印象を醸し出す夜景

無垢材のフロアとドア、イタリアンスタッコで仕上げた壁が明るさの中にも、心地よい落ち着いた雰囲気に

無垢材の床や重厚な扉が年月を経て深い味わいに

アイアンの門扉や淡いオレンジの塗り壁、アンティーク風の石積みの外壁に、愛らしい草花の植栽が彩りを添えるレストラン「Shoes」。
 店内は本物の素材感を活かした温かみのあるしつらえで、桜の無垢材のフローリングも、重厚感のあるオーク材のドアも、10年の時を経て味わいを増し、深みのある落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
「この魅力は本物ならではのもの。長く使うほどに味わいが生まれるのを実感しています。また、私の理想とする厨房機器をくまなくすべて収納できるレイアウトにするため、厨房を空間に対して斜めに配し、横に長いスペースを取った提案をいただきました。これによって厨房に面したカウンター席など、お客様スペースにもリズムが生まれました」


所々に奥様のセンスが光る可愛らしい演出

陽射しの差し込むテラス空間

思い通りに建てたから
暮らすほどに好きになる

建物のシンボルともいえる玄関上の塔のデザインにもご注目を。2階のお住まいに上がる螺旋階段を下から見上げると、アイアン手すりが連続し、まるでパリのアパルトマンのよう。塔の最上階は、洗濯物干場になっています。レストランとしての印象を大切に、自宅の生活感が匂わないよう、洗濯物を隠して干せるように配慮されているのです。
 10年間ここで暮らし、お店を営んだ感想をお伺いすると、「もう、大満足です」とご夫妻から即答が返ってきました。お店とお住まいが同じ場所にあることで、時間が有効に使え、安心感もあるといいます。
「無垢材にこだわった店内は、いい味わいが出てきましたし、住まいは10年たってもきれいに保て、今のところメンテナンスの必要はありません。しいて言えば、オーク材のドアを選んだので、季節によって湿気の影響で伸び縮みがあり、開けにくくなることがあるくらいでしょうか。でも、それも本物の素材にこだわったからこその結果だから、気になりません」と奥様はにこやかに語ってくれました。
 自由設計で思い通りに建てた店舗併用住宅の魅力を暮らすほどに実感されているご様子が、お二人のお話からうかがえました。

テラスに設けた目隠し壁が
外観の素敵なアクセントに

東南角地に建つレストランは、アーチ壁が印象的な南向きのテラスから、店内に陽光が明るく差し込んで心地よい雰囲気。
 設計の段階で、道路を挟んだ向かい側にいずれ住宅が建ち、テラスからの景観が阻害されることを想定して、テラスにはあらかじめ目隠し壁が設けられました。この壁が外からの視線を遮るだけでなく、エクステリアのアクセントにもなっていて素敵です。
「自然の光と風に包まれた気持ちのいい空間だから、気候のいい季節はテラス席を好まれるお客様も多いですね」と奥様。
 2階のお住まいもここがリビングに面したインナーバルコニーで、レストランと同様、明るく光が差し込みます。


神奈川県中郡大磯町高麗1丁目15−8−2
Tel/0463-61-1783


田端

平塚で営業されていたころから、シューズさんは家族的なもてなしと美味しいイタリア料理を楽しめるレストランとして、隠れた名店でした。
大磯に新築したレストラン併用住宅の完成お引き渡しから10年以上になりますが、レストラン・シューズは南欧風デザインの住宅シリーズ『ラ・ミア・カーサ』のイメージを決定づけた1棟として、その設計プロセスを鮮明に記憶しています。1階レストランの大胆なアーチと対比させた、2階居住スペースのバルコニーの直線とアイアンフェンス。インド砂岩をボーダー状にラインで貼る試みも、このレストラン併用住宅から始まりました。
イタリア・トスカーナ地方の旧市街地をイメージした塔屋の最上階は、外部からは見えない物干テラスになっています。美味しいイタリア料理を楽しみに訪れてくださるお客様に、住宅部分の生活感をいかにして隠すかが、設計のテーマでした。
シューズさんのデザインを気に入って、新進建設へお越しになったお客様もいらっしゃいます。
ありがとうございました。ご商売の益々のご盛栄を心より祈念しております。
塔の前に立った時から、素敵な食の旅が始まるレストランです。


大磯町/Shoes(シューズ)

2001年12月竣工

設計・コーディネート
田端
施工監理
興梠

桧の香